第107回 保健師国家試験 午後110

公衆衛生看護学状況設定2021☆ ブックマーク

A君(中学1年生)は、母親と養父、最近生まれた妹と4人家族である。 学校には休まず通っており、クラスでは無口だが暴力的になることがあった。 ある日の朝、A君の顔に片目全体を覆うようなあざがあることに気づいて学級担任や複数の教員が声をかけたところ、A君は「自転車に乗っていてぶつけた」と答えた。 昼休みに、掃除当番で保健室にきたA君に、養護教諭がそれとなく「どんなふうにけがをしたの?」と尋ねた。 すると、A君は養父からよく殴られることを打ち明けて「このことは誰にも言わないでほしい」と言った。 養護教諭は虐待の可能性があると考えて、A君が打ち明けてくれたことを肯定しながらA君の目の周りや心身の状態を観察しつつ、話を聴いた。 養護教諭は、A 君の状況を校長に伝え、その日の午後に開かれた校内委員会で共有した。 これまでの A 君の家庭に関する情報を集約した結果、虐待の疑いが強まり、児童相談所に通告することになった。 また、養護教諭から母親に電話し、A 君の目の周りのあざについて眼科医療機関の受診を勧めた。 翌日、A 君は普段通りに登校し学級担任に受診報告があった。 その後、養父から学校に電話があり、学級担任に「A は家の中でケガをしただけだ。 なにか家のことを話したのではないか。 話した内容を教えるように」と威圧的な態度で要求してきた。 この後、養護教諭や教職員が行う学校の対応で、最も優先されるのはどれか。

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