第108回 保健師国家試験 午後問96
Aさん(高校2年生、女子)は両親と3人暮らし。
母親が精神保健福祉相談のため保健所に来所した。
「Aは太っているわけではないのに、半年程前から写真写りを気にして食事を減らし始めました。今は1日1食野菜スープしか食べません。食べたもののカロリーを気にして毎日運動しており、一見元気そうなのですが、随分痩せてきました。授業を受けても頭に入ってこないと言い、この頃は学校を休みがちです。このままで大丈夫でしょうか」と話した。
1か月後、再び母親は精神保健福祉相談のため保健所に来所した。
「A は、私が頼むと少し食べてくれますが、やはり太るのが怖くて食べられないと言います。
先日、A が食後に隠れて下剤を使っていたため、思わず叱責してしまいました。
A は太っていると恥ずかしくて学校に行けないと言って欠席が増え、ほとんど自分の部屋で過ごしています。
また、カロリーを消費するためと言い、相変わらず動画を見ながら運動をしています。
時々、趣味のイラストを私に見せに来るのですが、そんなことよりも学校に行って元の生活に戻ってほしい」と母親は辛そうに話した。
母親の気持ちを受け止めた上で、保健師が行う母親への助言で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「「イラストを見せに来たら肯定的な対応をしましょう」」が正しい。
保健所は地域保健法に基づき、地域保健に関する思想の普及、人口動態統計、感染症対策、精神保健、難病対策、食品衛生など広域的・専門的な保健行政を担う。
1の「「登校するよう説得を続けましょう」」は、正答の定義、病態、制度、計算過程、又は支援目的とは一致しない。
2の「「運動を続けていけるよう応援しましょう」」は、正答の定義、病態、制度、計算過程、又は支援目的とは一致しない。
3の「「見つけられないように下剤を隠しましょう」」は、正答の定義、病態、制度、計算過程、又は支援目的とは一致しない。
4は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
5の「「食事がとれるようになれば回復すると伝え続けましょう」」は、正答の定義、病態、制度、計算過程、又は支援目的とは一致しない。
保健師問題は、用語の定義だけでなく、地域で誰に何を行うかまで結び付けて整理する。まとめて解く
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