第110回 保健師国家試験 午前問43
A 市には高度経済成長期に建設された 100 戸ほどの集合住宅がある。
急な坂の上にあり、近年、高齢化が進んでいる。
先日、集合住宅の 1 人暮らし高齢者が自宅で亡くなっている状態で発見された。
集合住宅を含むこの地域の自治会長が会議で保健センターに来所した際に「亡くなった高齢者はほとんど人付き合いがなく、自宅で閉じこもっていたようです。二度とこのようなことが起こらないように、自治会でも何かできないでしょうか」と相談した。
自治会長から「自治会が中心となって開催している既存の体操教室を、閉じこもりを予防するための定期的な集いの場にも活用したいと考えています。円滑に進めるために気を付けることはありますか」と保健師に相談があった。
保健師が最初に助言する内容はどれか。
正答1
解説
正解は1。
「「運営に携わる人で集いの場の目的を共有しましょう」」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1は、設問で問われた正答の条件に合う。
2の「「集いの場で必要となる経費を算出しておきましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「「集いの場の年間計画を立てておきましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4の「「開催案内のチラシを作成しましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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