第111回 保健師国家試験 午後問92
A さ ん(40 歳、女 性、会 社 員)。
特 定 健 康 診 査 の 結 果 は、身 長 156 cm、体 重 72 kg、BMI 29.6、腹 囲 91 cm、血 圧 140/90 mmHg、空 腹 時 血 糖 95 mg/dL、HDL コレステロール 38 mg/dL、中性脂肪 160 mg/dL、喫煙歴はない。
この結果から、特定保健指導の対象となり、保健師が初回面接をすることになった。
初回面接で、A さんから「 1 か月に 1 kg の体重減少を目標に、食事と運動の改善に取り組んでみたい」という発言が聞かれ、間食を減らすこと、毎日 8,000 歩を歩くことを目標とした。
初回面接から 2 週後に電話連絡したところ、A さんは「間食はしていないし、ご飯は小さなお茶碗に変えて 1 杯だけに減らしている。なかなか毎日 8,000 歩は歩けない。体重はあまり変わらない。こんな自分はだめだ」と話した。
A さんが始めた行動の継続を支援する保健師の対応で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「「ご自身で考えてご飯の量を減らすことができていてすばらしいです」」が正しい。
年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて判断する。
1の「「体重は増えていませんね」」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
2の「「目標値を 6,000 歩に下げてみましょうか」」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
3の「「運動もすることで病気の予防やストレスの解消にも有効です」」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
4は、対象者の安全、症状の緊急性、生活背景、支援関係の形成を踏まえる必要がある。
この場面で求められる評価・支援の目的と一致する。
選択肢がいずれも支援に見える場合は、現在の危険、本人の意思、継続支援へのつながりを基準に絞る。まとめて解く
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