第111回 保健師国家試験 午後問110
A ちゃん( 2 か月、女児)は 18 トリソミーと診断を受け大学病院に入院している。
体調が安定してきたため、B 町の自宅で療養を行う予定である。
A ちゃんの両親は入院している大学病院の看護師から経管栄養と吸引の手技を教わり、在宅療養の準備にとりかかっている。
退院後、A ちゃんは訪問看護を週 3 回利用し、大学病院には月 1 回、自家用車で 1 時間半をかけて通院している。
退院後 6 か月、B 町で感染症が流行し訪問看護 ステーションの勤務可能な看護師が少なくなり、A ちゃんの訪問看護は一時的に回数が減少した。
B 町周辺には小児を受け入れる訪問看護ステーションがない。
B 町や B 町以外の地域から「障害児が安心して在宅療養ができる支援体制を構築してほしい」という要望が、C 県に寄せられ地域課題となっている。
県の医療政策および障害福祉を担当する関係機関が医療計画の見直しに向けて検討することになった。
検討する内容で優先度が高いのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「小児の訪問看護を行う看護師の育成」が正しい。
年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて判断する。
1の「育児ボランティアの養成」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
2の「保育所における看護師の充実」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
3の「小児救命救急センターの新たな開設」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
4は、小児では発達段階、保護者支援、安全確保、感染予防を合わせて判断する必要がある。
この場面で求められる評価・支援の目的と一致する。
選択肢がいずれも支援に見える場合は、現在の危険、本人の意思、継続支援へのつながりを基準に絞る。まとめて解く
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