技術経営における新事業創出のプロセスを,研究,開発,事業化,産業化の四つに分類したとき,事業化から産業化を達成し,企業の業績に貢献するためには,新市場の立上げや競合製品の登場などの障壁がある。
この障壁を意味する用語として,最も適切なものはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
技術経営(MOT:Management Of Technology)で、新事業創出の各段階の間にある障壁の呼び名を問う問題です。
研究から開発の間には「魔の川」、開発から事業化の間には「死の谷」、事業化から産業化の間には「ダーウィンの海」があるとされます。
【選択肢別解説】
1:× 囚人のジレンマは、各自が自分に有利な選択をすると全体として不利な結果になるというゲーム理論のモデルです。
新事業創出の障壁を表す用語ではありません。
2:○ ダーウィンの海は、事業化した製品が市場での競争に勝ち残り、産業として定着するまでの障壁を指します。
新市場の立上げや競合製品の登場という問題文の内容と一致します。
3:× ファイアウォールは、外部ネットワークからの不正な通信を遮断する仕組みです。
技術経営の用語ではありません。
4:× ファイブフォースは、業界の競争要因を五つの力で分析するポーターの手法です。
事業化から産業化への障壁を表す用語ではありません。
【ポイント】
「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」の順番をセットで覚えます。
生物の生存競争になぞらえて、市場で生き残る段階がダーウィンの海です。