開発期間10か月,開発の人件費予算1,000万円のプロジェクトがある。
5か月経過した時点で,人件費の実績は600万円であり,成果物は全体の40%が完成していた。
このままの生産性で完成まで開発を続けると,人件費の予算超過はいくらになるか。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、これまでの生産性から完成時の総コストを予測し、予算超過額を求める計算問題です。
5か月で600万円を使い、成果物の40%が完成しています。
この生産性のまま残りを作ると、完成までにいくらかかるかを考えます。
【計算】
成果物1%当たりの人件費=実績の人件費÷完成割合です。
成果物1%当たりの人件費=600万円÷40=15万円です。
完成時の総人件費=15万円×100=1,500万円です。
予算超過額=完成時の総人件費-予算=1,500万円-1,000万円=500万円です。
【選択肢別解説】
1:× 100万円は、5か月時点での実績600万円と、その時点の予算配分500万円(1,000万円の半分)との差です。
完成時の超過額ではありません。
2:× 200万円は、実績600万円と、完成した40%分の予算400万円との差です。
現時点の超過額であり、完成時の超過額ではありません。
3:× 250万円は、生産性が変わらないという前提に沿った計算では得られない値です。
完成時の総人件費は1,500万円なので、超過額は500万円になります。
4:○ 1%当たり15万円の生産性で100%まで作ると1,500万円かかり、予算1,000万円を500万円超過します。
【ポイント】
このような予測は、EVM(Earned Value Management)の考え方に基づいています。
進捗は経過期間ではなく、成果物の完成割合で評価する点に注意しましょう。