正答2
解説
正解は2です。
この問題は、システムの経済性を評価するときにTCOの概念が重視されるようになった理由を問うています。
TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)は、システムの導入から運用、保守、廃棄までにかかる費用の総額です。
初期費用だけでなく、使い続けるための費用も含めて評価する考え方です。
【選択肢別解説】
1:× ハードウェアの価格低下などにより、総コストに占める初期費用の割合はむしろ小さくなっています。
初期費用の割合が増大したのであれば、初期費用だけを見る従来の評価で足りるので、TCOが重視される理由になりません。
2:○ 総コストのうち、初期費用に比べて運用費の割合が増大したため、導入時の費用だけで判断すると全体の費用を見誤るようになりました。
運用費まで含めて評価するTCOの考え方が重視される理由として適切です。
3:× 初期費用の中の内訳が変わっても、運用費を含めた総額で評価する必要性は生まれません。
TCOが重視されたのは、初期費用と運用費の比率が変わったためです。
4:× ハードウェアは価格の低下が進んでおり、その割合の増大は背景として当てはまりません。
また、初期費用の内訳の変化は、運用費を含めて評価するTCOが重視される理由になりません。
【ポイント】
TCOには、ハードウェアやソフトウェアの購入費のほか、保守費、運用の人件費、利用者の教育費なども含まれます。
システムを比較するときは、導入費の安さだけでなく、TCOで総合的に評価することが大切です。