ITサービスに関する指標には,ITサービスが利用できなくなるインシデントの発生間隔の平均時間であるMTBSI(Mean Time Between Service Incidents)があり,サービスの中断の発生のしにくさを表す。
ITサービスにおいてMTBSIの改善を行っている事例として,最も適切なものはどれか。
インシデント対応事例のデータベースを整備し,分析することによって,サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。 サービスのメニューを増やすことによって,利用者数の増加を図る。 サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって,ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。 ヘルプデスクの要員を増やすことによって,サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。 購入状況を確認しています… 正答 3
解説 正解は3です。
MTBSI(サービスインシデント間の平均時間)を改善する事例を選ぶ問題です。
MTBSIは、サービスが中断するインシデントの発生間隔の平均です。
MTBSIを改善するには、サービスの中断そのものを起こりにくくする必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 中断から原因究明までの時間を短くするのは、復旧の速さの改善です。
中断の発生間隔を延ばすものではありません。
2:× サービスのメニューを増やして利用者を増やすのは、事業の拡大策です。
中断の起こりにくさとは関係がありません。
3:○ ネットワークを二重化すれば、一方が故障しても他方で通信を続けられます。
サービスが止まるインシデントが減るので、MTBSIの改善につながります。
4:× ヘルプデスクの待ち時間の短縮は、問合せ対応の改善です。
サービスの中断の発生間隔には影響しません。
【ポイント】
MTBSIやMTBF(平均故障間隔)は「止まりにくさ」、MTRS(平均サービス回復時間)やMTTR(平均修理時間)は「直る速さ」の指標です。
二重化は止まりにくさ、手順の整備は直る速さの改善と区別しましょう。