ある推論システムは,演繹推論,帰納推論,仮説形成などの推論が実行できる。
この推論システムへの入力と得られた出力に関する記述のうち,演繹推論を実行した例として,適切なものはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
演繹推論は、一般的な前提(規則)から、個別の結論を論理的に導く推論です。
帰納推論は個別の事例から一般的な規則を導き、仮説形成(アブダクション)は観察した結果を説明できる仮説を導きます。
【選択肢別解説】
1:× HDDとSSDが同じ記憶装置であることから、HDDに成り立つことがSSDにも成り立つと推しています。
これは似たものから推し量る類推(アナロジー)の例です。
2:× 「HDDは台数を増やすと容量が増える」という事実を、「記憶装置ならそうなる」という規則で説明しています。
そのために「HDDは記憶装置である」という仮説を導いているので、仮説形成の例です。
3:× HDDとSSDという個別の事例から、「全ての記憶装置は記憶容量をもつ」という一般的な規則を導いています。
これは帰納推論の例です。
4:○ 「全ての記憶装置は記憶容量をもつ」という一般的な規則と、「HDDは記憶装置である」という事実を前提にしています。
そこから「HDDは記憶容量をもつ」という個別の結論を導いているので、演繹推論の例です。
【ポイント】
演繹推論は「一般から個別」、帰納推論は「個別から一般」と覚えましょう。
演繹推論は、前提が正しければ結論も必ず正しくなるという特徴があります。