第100回 助産師国家試験 午後問72
在胎 39 週5日、体重 3,200 g で吸引分娩によって出生した女児。
生後 30 日に1 か月児健康診査のため来院した。
完全母乳栄養で、体重は 4,000 g。
母親は児の頭血腫と黄疸が消失しないことを心配している。
頭血腫は出生直後より小さくなったが、現在も触知できる。
便色は黄土色で、時々便に血液が混入するという。
排便は 10 回/日で、肛門周囲の皮膚に発赤と一部びらんとがみられる。
この児にみられた所見のうち、直ちに精査を必要とするのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
便への血液混入は新生児期の異常所見で、消化管出血・腸閉塞・壊死性腸炎・ミルクアレルギーなど多様な原因の鑑別が必要なため直ちに精査が必要である。
1の便色は黄土色で正常範囲(胆道閉鎖症の白色便ではない)。
2の黄疸遷延は生後30日では母乳性黄疸を考慮し胆道閉鎖症の精査タイミング(生後2か月で消えない場合)には至っていない。
3の体重増加(30日で720g増、24g/日)はやや少なめだが緊急精査適応ではない。
4の頭血腫残存は生後数か月かけて吸収されるため経過観察可能。
血便の鑑別は急性・慢性・新生児ミルクアレルギー・肛門周囲皮膚障害から見極める。まとめて解く
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