第101回 助産師国家試験 午後問105
Aさん(25歳、会社員)。
両親と妹の4人家族。
Aさんは、月経が遅れたため産婦人科外来を受診し、妊娠8週0日と診断された。
パートナー(27歳、会社員)とは1年後に結婚する予定であった。
4週後、妊婦健康診査のため受診した。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:出勤は朝7時、帰宅は21時になる。
昼食および夕食は外食が多い。
家族歴:母親は高血圧症で内服治療中。
身体所見:身長154cm、非妊時体重55kg。
今回の体重は54kg。
悪心が時々ある。
検査所見:血圧120/76mmHg。
尿蛋白(−)、尿糖(−)。
下腿の浮腫(−)。
超音波検査にて胎児心拍を確認し、頭殿長〈CRL〉45mm。
A さんは「パートナーと一緒に育てていこうと決めたけれど、まだ親になる実感がわかない。
今は2人とも仕事が忙しく同居できないので、この先一緒に赤ちゃんのことを考えていけるか不安がある」と言う。
A さんへの対応で最も適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
パートナーが妊娠の実感を持てない・育児不安を抱える妊婦への支援は、パートナーを妊婦健康診査に同伴してもらい超音波で胎児を共に見る、助産師の説明を共に聞くなど、共有体験を通じて親性形成(fathering)を促すのが最も効果的。
1の母体変化説明や2の食生活指導は単独でできる教育。
3のビデオは現実感を補うが感情共有には不十分。
4のマタニティクラスは集団教育で個別の関係性課題には別途対応必要。
父親役割形成の段階理論(Lamb等)では「親しみ」「分離」「結合」段階で、妊娠期からの関与が産後の養育行動に直結する。まとめて解く
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