第102回 助産師国家試験 午前問8
妊娠 33 週の初妊婦。
合併症はなく妊娠経過は順調。
妊婦健康診査時の腹部超音波検査中に「気分が悪い」と訴え、顔色不良となった。
最初に行う対応はどれか。
正答1
解説
正解は1。
仰臥位低血圧症候群が疑われる場面で、最初に行うのは体位変換(左側臥位)である。
妊娠後期は増大子宮が下大静脈を圧迫し静脈還流が低下、心拍出量が減少して悪心・冷汗・顔面蒼白・血圧低下を生じる。
子宮を左側へ偏位させると下大静脈の圧迫が解除され速やかに改善する。
2の頭部挙上は逆に静脈還流をさらに減らし悪化させる。
3の血圧測定は重要だが、原因除去(体位変換)が先で、症状軽快後に測定する。
4の腹部保温は本病態とは無関係。
妊娠32週以降は仰臥位で30〜70%の妊婦に静脈還流障害が起こり得るとされ、助産師は妊婦健診や分娩監視時に常時左側臥位またはくさび枕で右側を挙上する姿勢を保持する。まとめて解く
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