第102回 助産師国家試験 午前問35
妊娠 41 週3日の経産婦。
前期破水のため入院し、子宮収縮薬で分娩誘発を行い、 2時間経過後に陣痛が開始した。
陣痛開始から 30 分後、子宮口開大4cm、Station −1、陣痛間欠1分 30 秒、陣痛発作 30 秒であった。
胎児心拍数基線は 120 bpm で経過し、基線細変動は中等度から減少している。
胎児心拍数陣痛図上に最下点が 70 bpm 未満で持続時間が 30 秒以上の変動一過性徐脈がみられた。
陣痛発作時に強く産痛を訴え、仰臥位で苦悶様表情を示している。
この時の対応で正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
胎児心拍数陣痛図で頻発する遅発一過性徐脈や変動一過性徐脈・基線細変動消失など子宮過収縮による胎児機能不全が疑われる場面では、まず原因である子宮収縮薬を中止し(3が正答)、左側臥位にして子宮胎盤血流を改善する(2が正答)。
1の浣腸は分娩促進目的だが、現在は児への影響と感染リスクから常用されない。
4は誤りで、リスクが高い状況では連続モニタリングを継続する必要がある。
5は誤りで、現在のガイドラインは10L/分のフェイスマスクで100%酸素投与だが、母体高酸素が胎児予後を改善する明確なエビデンスは限定的(最新指針では予防的酸素投与は推奨されない)。
また、酸素投与は子宮収縮薬中止より優先順位は低い。
助産師は子宮内蘇生(IUR)の4本柱を即時実施する。まとめて解く
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