第103回 助産師国家試験 午後問109
Aさん(16歳、女子)。
高校1年生の1月に月経異常を主訴に母親と産婦人科を受診した。
現病歴:4か月前(9月頃)から月経がない。
月経歴:初経13歳、1年前までの月経周期27日、期間4〜5日。
既往歴:なし。
生活歴:高校入学後憧れていた新体操部に入部し、試合のメンバーに選ばれることを目標に早朝と放課後に練習を続けている。
学校の欠席はない。
朝夕の食事は家族と摂り、昼食は学生食堂を利用している。
家族歴:父、42歳、会社員、健康。
母、40歳、会社員、健康。
妹、13歳、中学1年生、健康。
身体所見:第二次性徴の発現年齢は正常。
身長160cm、体重41kg(高校入学時から10kg減少)。
妊娠反応陰性。
現在の A さんの状態で考えられるのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「続発性無月経」は過去に月経があった女性で3か月以上月経が来ない状態を指し、体重減少・運動性無月経・摂食障害・甲状腺機能異常・高プロラクチン血症などが原因。
本例の若年女性アスリートで食事制限ありの状況は典型的。
1の過少月経は経血量減少、2の希発月経は周期延長(39日〜3か月)、3の遅発月経は初経が15歳以上の場合の用語。
女性アスリートの三主徴(utilization-運動性無月経・摂食障害・骨粗鬆症)として知られ、エネルギー利用可能量(EA)不足が背景にある。
長期化すると骨密度低下・将来の不妊リスク。
助産師は思春期女性のリプロダクティブヘルス保護のため、運動・栄養・月経のバランスを学校保健と連携して支援する。まとめて解く
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