A さん(33 歳、3回経産婦)はこれまで病院で出産しており、妊娠や分娩経過は順調であった。
A さんは、妊娠 18 週2日に自宅分娩を扱う開業助産師を初めて受診した。
「今回は可能であれば自宅で出産し、家族みんなで経験を分かち合いたいと思います」と話し、自宅での出産を希望した。
今回の妊娠経過も順調である。
A さんは夫(40 歳、自営業)と子どもとの5人暮らしである。
A さんの自宅は都市郊外にあるアパートの2階で、間取りは居室3部屋と台所である。
夫は自宅で仕事を行っており、育児には協力的である。
自宅分娩のために助産師が確認すべき内容で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「分娩時に支援を依頼する近隣の助産師の確保」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「分娩時の A さんの子どもの預け先の確保」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「A さんの自宅で助産師が待機する部屋の確保」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
4の「分娩時に A さんの自宅に往診する産科医の確保」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
5の「助産師の A さんの自宅までの移動時間が2時間以内であること」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。