第108回 助産師国家試験 午前問53
A さん(30 歳、経産婦)は、2 年前に離婚し長女(3 歳)と 2 人暮らしだったが、パートナー(36 歳、会社員)と同居後まもなくして妊娠が判明し、婚姻届を提出している。
妊娠経過は順調で、妊娠 37 週に 3,000 g の男児を出産、産後 5 日に 2,900 g の児とともに退院した。
保健センターから委託を受けた助産師は、産後 25 日に新生児訪問で A さんの自宅を訪問した。
児は母乳栄養で退院時から体重が 420 g 増加、活気があり、頭皮、両眉および両頰に丘状の黄色湿疹があり、べたついている。
A さんは「沐浴は夫が毎日、ガーゼのハンカチを使って石鹸でしっかり洗っています。沐浴後は母乳を飲ませています」と話す。
児の排尿は 8〜10 回/日、排便は 2〜3 回/日程度である。
助産師の A さんへの助言で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「湿疹の部位は手で洗う。」が正しい。
年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて判断する。
1の「人工乳を追加する。」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
2は、対象者の安全、症状の緊急性、生活背景、支援関係の形成を踏まえる必要がある。
この場面で求められる評価・支援の目的と一致する。
3の「肛門刺激を 1 日 1 回行う。」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
4の「沐浴後は白湯を飲ませる。」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
選択肢がいずれも支援に見える場合は、現在の危険、本人の意思、継続支援へのつながりを基準に絞る。まとめて解く
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