正答4
解説
正解は4です。
心筋は横紋をもつ不随意筋で、骨格筋とは異なる電気的・機械的な性質をもっています。
心筋の収縮力を調節するしくみがよく問われます。
【選択肢別解説】
1:× 心筋は、ある範囲内では伸展されるほど発生張力が増大します。
心室に戻る血液が増えると拍出量も増えるこの性質を、フランク・スターリングの法則といいます。
2:× 心筋細胞どうしは介在板のギャップ結合で電気的につながっています。
そのため興奮が隣の細胞へ次々に伝わり、心臓全体が一体として収縮します。
3:× 心筋の活動電位にはプラトー相があり、持続時間は約0.2〜0.3秒です。
神経細胞の活動電位(約1ミリ秒)よりはるかに長く続きます。
4:○ 心筋では、細胞外から流入したCa2+が筋小胞体からのCa2+放出を引き起こします。
流入するCa2+が増えると細胞内Ca2+濃度が高まり、発生張力が増大します。
【ポイント】
心筋は活動電位が長いため不応期も長く、骨格筋のような強縮を起こしません。
交感神経の刺激はCa2+の流入を増やし、心筋の収縮力を高めます。