正答2
解説
正解は2です。
年齢調整死亡率は、年齢構成の違いを取り除いて比較できるようにした死亡率です。
女性の悪性新生物では、昭和30年代以降に胃癌の死亡率が大きく低下しました。
【選択肢別解説】
1:× 気管、気管支および肺の癌は、昭和30年代と比べて減少していません。
喫煙の影響などで長く上昇傾向を示し、その後は横ばいとなっています。
2:○ 胃癌の年齢調整死亡率は、昭和30年代と比べて著しく減少しています。
食塩摂取の減少など食生活の変化、検診の普及、ヘリコバクター・ピロリ感染率の低下などが要因とされます。
3:× 乳房の癌は、減少ではなく増加傾向にあります。
食生活の欧米化や出産数の減少などが関係すると考えられています。
4:× 大腸癌は、昭和30年代と比べて増加しています。
食生活の欧米化が背景と考えられ、近年は女性の部位別死亡数でも上位にあります。
【ポイント】
長期的な推移は、「著しく減少=胃癌・子宮癌」「増加=乳癌・大腸癌・肺癌・膵癌」と分けて覚えます。