正答3
解説
正解は3です。
肺気腫は、肺胞の壁が破壊されて肺が過膨張する病気で、慢性気管支炎とあわせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれます。
最大の原因は喫煙です。
【選択肢別解説】
1:× 肺気腫では肺が過膨張するため、横隔膜は挙上ではなく低下して平坦化します。
胸部エックス線写真でも、横隔膜の低位と平坦化がみられます。
2:× 肺気腫では気道が呼気時につぶれやすく、息を吐き出しにくくなります。
そのため1秒率は低下し、70%未満であることがCOPDの診断基準になります。
3:○ 喫煙は肺気腫の最大の原因であり、禁煙は病気の進行を抑える最も重要な治療です。
どの病期でも、禁煙が治療の基本になります。
4:× 進行して慢性呼吸不全となった肺気腫では、在宅酸素療法を行います。
在宅酸素療法は、生活の質と生命予後を改善します。
【ポイント】
COPDの要点は、「喫煙」「1秒率70%未満」「肺の過膨張(横隔膜の平坦化・樽状胸)」です。
治療は禁煙が最優先で、気管支拡張薬、呼吸リハビリテーション、在宅酸素療法を組み合わせます。