正答4
解説
正解は4です。
この問題はコンパートメント症候群の症状でないものを選ぶので、○ が答えです。
コンパートメント症候群は、筋膜で囲まれた区画(コンパートメント)の内圧が上がり、中の筋や神経が血流障害に陥る状態です。
骨折や打撲、きつい固定などが原因となり、放置すると筋の壊死や神経麻痺を残します。
【選択肢別解説】
1:× 疼痛は最も早期から現れる重要な症状です。
損傷の程度に見合わない激しい痛みや、指を他動的に伸ばしたときの痛みの増強が特徴です。
2:× 運動麻痺は、区画内の神経や筋が阻血に陥ることで生じる症状です。
阻血が続くと筋が壊死し、指や足趾を動かせなくなります。
3:× 蒼白は、末梢の血流が障害されて皮膚の色が白くなる症状です。
ただし、動脈の拍動は初期には触れることが多く、脈が触れても否定できない点に注意します。
4:○ 皮膚萎縮は、コンパートメント症候群の症状に含まれません。
コンパートメント症候群は急性の阻血状態であり、皮膚萎縮のような慢性の変化は急性期の症状ではありません。
【ポイント】
阻血の症状は5P(Pain:疼痛、Pallor:蒼白、Paresthesia:感覚異常、Paralysis:運動麻痺、Pulselessness:脈拍消失)で覚えます。
固定や包帯による圧迫も原因になるため、柔道整復の施術でも固定後の観察が重要です。