正答2
解説
正解は2です。
図は右側にC5〜T1の神経根、左側に末梢へ向かう終枝を描いた腕神経叢の模式図です。
烏口腕筋を貫いて上腕の屈筋群を支配するのは筋皮神経です。
【図の読み取り】
bはC5・C6からの上神経幹に続く外側神経束から出る最も上の終枝で、筋皮神経に当たります。
cは外側神経束と内側神経束からの2本の根がV字状に合流してできた正中神経です。
dはC8・T1からの下神経幹に続く内側神経束から出る最も下の終枝で、尺骨神経です。
aは後神経束から上方へ分かれてbの後ろを横切る枝で、腋窩神経に当たります。
【選択肢別解説】
1:× aの腋窩神経は外側腋窩隙を通って三角筋と小円筋を支配します。
烏口腕筋を貫く神経ではありません。
2:○ bの筋皮神経は外側神経束(C5〜C7)から出て烏口腕筋を貫きます。
烏口腕筋・上腕二頭筋・上腕筋という上腕の屈筋群を支配します。
3:× cの正中神経は上腕では筋の枝を出さず、前腕の屈筋群の大部分と母指球筋を支配します。
4:× dの尺骨神経も上腕では筋の枝を出しません。
尺側手根屈筋や手の内在筋の多くを支配します。
【ポイント】
筋皮神経は烏口腕筋を貫き、上腕前面の屈筋を支配したあと外側前腕皮神経になります。
正中神経は2本の根の合流でできるため、図ではV字の形が目印になります。