正答2
解説
正解は2です。
催奇形因子とは、胎児に形態異常(奇形)を起こす要因で、感染症、放射線、薬剤・化学物質などがあります。
奇形は主に器官形成期である妊娠初期の曝露で起こりやすいことが前提知識です。
【選択肢別解説】
1:× 風疹で胎児奇形の発生率が高くなるのは、妊娠3か月以降ではなく妊娠初期の感染です。
妊娠初期ほど危険性が高く、白内障、心奇形、難聴などの先天性風疹症候群を起こします。
2:○ 妊婦は低線量であっても、不要な放射線曝露を避けるべきです。
胎児は細胞分裂が盛んで放射線への感受性が高いためです。
必要な検査では防護を行い、必要性を十分に検討したうえで実施します。
3:× 妊娠後期の母体のショック、出血、貧血は催奇形因子ではありません。
妊娠後期には器官形成がほぼ終わっているため、これらは奇形ではなく胎児の低酸素や発育不全、死亡などの原因になります。
4:× 胎児の薬剤や化学物質に対する感受性は低いのではなく高いです。
特に器官形成期には、サリドマイドのように少量でも重大な奇形を起こす薬剤があります。
【ポイント】
催奇形性が最も問題となるのは妊娠初期の器官形成期です。
風疹・放射線・薬剤はいずれも妊娠初期の曝露が危険と覚えましょう。