正答3
解説
正解は3です。
前脛骨筋は足関節の背屈と足の内がえしを行う筋で、深腓骨神経に支配されます(主に第4・第5腰神経由来)。
支配神経の障害を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 第2仙骨神経は、主に下腿三頭筋や足底の筋、膀胱・直腸の機能などに関わり、前脛骨筋の主な支配髄節ではありません。
2:× 第2腰神経は、主に腸腰筋や股関節内転筋群を支配し、前脛骨筋の支配には関与しません。
3:○ 腓骨神経麻痺で前脛骨筋の筋力低下が生じます。
総腓骨神経は腓骨頭の外側を浅く走るため、ギプスや足を組む姿勢で圧迫されやすい神経です。
麻痺すると足関節を背屈できなくなり、下垂足と、つま先を高く上げて歩く鶏歩がみられます。
4:× 脛骨神経麻痺では前脛骨筋は障害されません。
脛骨神経は下腿三頭筋や後脛骨筋、足趾屈筋群を支配し、麻痺すると足関節の底屈や足趾の屈曲が弱くなります。
【ポイント】
「腓骨神経は背屈(前面の筋)」「脛骨神経は底屈(後面の筋)」と対比して覚えます。
腓骨頭部での圧迫による腓骨神経麻痺は、固定施術の際に特に注意すべき合併症です。