正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
化膿性関節炎は、細菌が関節内に侵入して起こる急性の感染症で、関節軟骨が短期間で破壊されるため緊急性の高い疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
化膿性関節炎の起炎菌は黄色ブドウ球菌が最も多くみられます。
2:○ 記述は誤りです。
治療の第一選択は保存療法ではなく、関節内の膿を取り除く関節穿刺・洗浄や切開排膿などの外科的処置と、抗菌薬の投与です。
膿が残ると軟骨が速やかに破壊され、関節の変形や強直を残すためです。
3:× 記述は正しいです。
小児では、ほかの部位の感染巣から細菌が血流に乗って関節に達する血行感染が多くみられます。
乳児の股関節に起こるものは乳児化膿性股関節炎と呼ばれます。
4:× 記述は正しいです。
糖尿病では免疫能が低下するため、化膿性関節炎を発症しやすくなります。
ステロイド薬の使用や関節リウマチ、関節内注射も危険因子です。
【ポイント】
化膿性関節炎は「関節の発赤・熱感・腫脹・激痛と発熱」で疑い、関節液の培養で診断します。
早期の排膿と抗菌薬が原則で、治療の遅れは機能障害を残します。