正答2
解説
正解は2です。
足根骨(距骨・踵骨・舟状骨・立方骨など)の骨折と、それぞれに特徴的な所見や合併症の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 距骨骨折とリスフラン関節脱臼の合併は典型的な組合せではありません。
リスフラン関節は足根中足関節で、距骨とは離れた部位です。
距骨骨折で特に注意すべきなのは、血流が乏しいことによる距骨体部の阻血性壊死です。
2:○ 踵骨骨折ではベーラー角が減少します。
ベーラー角(踵骨隆起関節角)は側面X線像で踵骨の上縁がなす角度で、正常では約20〜40度です。
高所からの転落などで踵骨体部が圧潰すると、後距踵関節面が沈み込んで角度が小さくなります。
3:× 舟状骨骨折で足底の感覚障害は典型的ではありません。
足底の感覚は脛骨神経から分かれる内側・外側足底神経が担い、舟状骨骨折で障害されることはまれです。
舟状骨骨折では足部内側の腫脹・圧痛と荷重時痛が主な症状です。
4:× 立方骨骨折で低下しやすいのは内側アーチではなく外側アーチです。
立方骨は外側縦アーチを構成する骨です。
内側縦アーチの要となるのは距骨や舟状骨です。
【ポイント】
踵骨骨折はベーラー角の減少、距骨骨折は阻血性壊死、と代表的な所見を一対で覚えます。
アーチの構成は、内側が踵骨・距骨・舟状骨・楔状骨、外側が踵骨・立方骨と整理します。