正答4
解説
正解は4です。
外傷性股関節脱臼(主に後方脱臼)の整復法を、患者の体位で区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 牽引法は腹臥位ではなく仰臥位で行います。
仰臥位で骨盤を固定し、股関節と膝関節を屈曲させて大腿を上方へ牽引し、骨頭を臼蓋へ戻します。
2:× デパルマ法は腹臥位で行う整復法ではありません。
デパルマ法は仰臥位で股関節を屈曲させ、回旋操作を加えて骨頭を臼蓋へ誘導する方法です。
3:× コッヘル法も腹臥位ではなく仰臥位で行います。
仰臥位で股関節・膝関節を屈曲し、大腿を牽引しながら回旋を加えて整復します。
肩関節脱臼のコッヘル法と同名ですが、股関節の整復法としても用いられます。
4:○ スティムソン法は腹臥位で行う整復法です。
患者を台の端に腹臥位で寝かせ、患肢を台から垂らして股関節・膝関節を約90度屈曲させます。
下腿近位部の後面を下方へ押し、重力と圧迫で骨頭を臼蓋へ戻します。
【ポイント】
スティムソン法は肩関節脱臼でも股関節脱臼でも「腹臥位・下垂・重力」を利用する方法です。
それ以外の股関節脱臼の整復法は仰臥位で行うものが多いと整理しておきます。