正答3
解説
正解は3です。
肘関節後方脱臼は、肘関節伸展位で手をついて転倒したときに起こりやすい脱臼です。
尺骨と橈骨が上腕骨に対して後方へ転位し、肘頭が後上方へ突出します。
【選択肢別解説】
1:× ヒューター三角は正常ではなく乱れます。
肘頭が後上方へ移動するため、内側上顆・外側上顆・肘頭の位置関係が崩れます。
2:× 脱臼時の弾発性固定は直角位ではありません。
肘関節は約30〜40度の軽度屈曲位で弾発性固定されます。
3:○ 前腕長は短縮して見えます。
前腕骨が上腕骨の後方へずれて重なるため、前腕の前面が短く見えます。
4:× 自動運動は不能です。
弾発性固定により、患者は自分で肘を曲げ伸ばしできません。
【ポイント】
肘関節後方脱臼の所見は、軽度屈曲位での弾発性固定・肘頭の後方突出・ヒューター三角の乱れ・前腕の短縮です。
整復後の固定肢位である直角位と、脱臼時の肢位を混同しないようにします。