正答1
解説
正解は1です。
全身麻酔の導入では、安全に意識をなくし、気管挿管で気道を確保します。
導入前の前投薬と絶飲食は、合併症を防ぐために重要です。
【選択肢別解説】
1:○ 全身麻酔の導入では、患者の不安を除いて鎮静を図ります。
緊張が強いと血圧や心拍数が上がり、麻酔薬の必要量も増えるためです。
2:× 抗コリン薬は気道分泌を促すのではなく抑えます。
アトロピンなどで唾液や気道の分泌を減らし、迷走神経反射による徐脈も防ぎます。
3:× 筋弛緩薬は気管挿管を困難にするのではなく容易にします。
喉頭や顎の筋がゆるむため、喉頭鏡で声門を見やすくなります。
4:× 直前の経口摂取は行いません。
胃に内容物があると、麻酔中に嘔吐して誤嚥性肺炎を起こす危険があるため、術前は絶飲食とします。
【ポイント】
全身麻酔の4要素は、鎮静(意識の消失)、鎮痛、筋弛緩、有害な反射の抑制です。
導入時の嘔吐と誤嚥を防ぐため、術前の絶飲食の時間が決められています。