正答4
解説
正解は4です。
この問題は起こりにくいものを選ぶので、○ が答え(続発症として起こりにくいもの)です。
高齢者の骨折では長期臥床や活動低下に伴う全身的な続発症が問題になります。
【選択肢別解説】
1:× 褥瘡は高齢者骨折で起こりやすい続発症です。
臥床が続くと仙骨部や踵部などの骨突出部が持続的に圧迫されて生じます。
2:× 誤嚥性肺炎は起こりやすい続発症です。
臥床による嚥下機能や咳嗽反射の低下、口腔内細菌の誤嚥が原因になります。
3:× 尿路感染は起こりやすい続発症です。
臥床による排尿障害や尿道カテーテル留置、おむつ使用が誘因になります。
4:○ 外傷性皮下気腫は高齢者骨折の続発症として起こりにくいものです。
皮下気腫は肋骨骨折などで肺や気道が損傷し、空気が皮下に漏れて生じる外傷の合併症です。
長期臥床によって二次的に起こるものではありません。
【ポイント】
高齢者骨折の続発症は、褥瘡・肺炎・尿路感染・深部静脈血栓症・認知症の進行・廃用症候群が代表です。
受傷時に同時に起こる合併症と、経過中に起こる続発症を区別して覚えます。