正答3
解説
正解は3です。
下位胸椎から上位腰椎の移行部は、椎体圧迫骨折の好発部位です。
屈曲力により椎体の前方がつぶれる安定型の骨折が多くみられます。
【選択肢別解説】
1:× 圧迫変形するのは椎体の後方ではなく、前方です。
脊柱が屈曲する力で椎体前方が楔状につぶれ、後方は比較的保たれます。
2:× 多くの場合、徒手整復は必要ありません。
安定型の骨折が多く、安静とコルセットなどによる保存療法が基本です。
3:○ 損傷椎の棘突起部を叩くと、骨折部に響く叩打痛を認めます。
骨折した椎体の高位を推定するうえで重要な所見です。
4:× 脊髄損傷を合併しやすいわけではありません。
椎体後壁が保たれることが多いため、脊髄損傷の合併はまれです。
後壁まで壊れる破裂骨折では、脊髄損傷に注意が必要です。
【ポイント】
椎体圧迫骨折は「前方の楔状変形・棘突起の叩打痛・保存療法」が基本です。
高齢者では骨粗鬆症を背景に、軽微な外力でも発生します。