正答3
解説
正解は3です。
踵骨体部骨折は、高所からの転落で踵に軸圧が加わって起こることが多い骨折です。
踵骨が圧潰して扁平化することが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 凹足変形ではなく、扁平足変形を呈します。
踵骨がつぶれて縦アーチが低下するためです。
2:× 爪先立ちは困難になります。
疼痛に加え、踵骨の高さが減ってアキレス腱の作用効率が低下するためです。
3:○ ベーラー角は、踵骨のエックス線側面像で測る2本の線のなす角です。
1本は踵骨隆起の上縁と後距踵関節面の最高点を結ぶ線です。
もう1本は前方突起の最高点と後距踵関節面の最高点を結ぶ線です。
踵骨体部骨折では後距踵関節面が沈下するため、ベーラー角は減少します。
正常値は20〜40度とされます。
4:× 皮下出血斑の出現はわずかではなく、著明です。
海綿骨からの出血が多く、足底や果部の下方に広く現れます。
【ポイント】
踵骨骨折は「扁平足変形・ベーラー角減少・著明な皮下出血斑」がそろいます。
高所転落では腰椎の圧迫骨折を合併することがあるので注意します。