正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
コンパートメント症候群は、筋膜で囲まれた区画の内圧が上昇し、筋や神経が阻血に陥る病態です。
下腿は骨折後に起こりやすい部位です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
区画内の出血や浮腫により、下腿は著明に腫脹し、硬く緊満します。
2:× 正しい記述です。
筋の阻血によって、安静にしていても強い痛みが続きます。
3:○ 誤った記述です。
区画内の筋は阻血により麻痺し、疼痛も強いため、足関節の屈曲運動は困難になります。
筋を他動的に伸張すると激痛が生じることも特徴です。
4:× 正しい記述です。
区画内圧は動脈圧より低いことが多いため、末梢の動脈拍動は触知できることがあります。
拍動が触れても、コンパートメント症候群を否定する根拠にはなりません。
【ポイント】
症状は疼痛・蒼白・脈拍消失・知覚異常・麻痺の5Pで知られますが、脈拍は最後まで保たれることがあります。
疑ったら固定を緩め、早期に筋膜切開が必要か判断します。