正答1
解説
正解は1です。
コーレス骨折(橈骨遠位端伸展型骨折)の整復手順を問う問題です。
整復では、前後の神経・血管の状態の確認と、患者の肢位・助手の把持部位が重要です。
【選択肢別解説】
1:○ 骨片の転位や腫脹で正中神経や橈骨動脈が圧迫・損傷されることがあります。
整復前にこれらの損傷の有無を確認し、整復による悪化と区別できるようにします。
2:× 患者は肘関節伸展位ではなく、肘関節を約90°屈曲した肢位とします。
屈曲位のほうが前腕の筋が緩み、対牽引をかけやすくなります。
3:× 助手に把持させるのは上腕骨骨幹部ではなく、肘関節付近です。
肘関節を約90°屈曲させたまま肘のすぐ近くを把持し、術者の牽引に対して対牽引をかけます。
4:× 整復後の変形の有無は、整復を行った術者自身が触診と外観で確認します。
あわせて神経・血管の状態も再確認します。
【ポイント】
整復の前後には必ず神経・血管損傷の有無を確認します。
コーレス骨折では正中神経障害の合併に特に注意が必要です。