正答2
解説
正解は2です。
頸椎棘突起骨折(クレー・ショベラー骨折)の好発部位と特徴を問う問題です。
スコップ作業などで僧帽筋や菱形筋が急激に収縮し、棘突起が引きはがされて生じる裂離骨折が代表です。
【選択肢別解説】
1:× 転位は高度ではなく軽度です。
棘突起は多くの筋や靱帯に囲まれているため、骨片の転位は小さくとどまります。
2:○ 第7頸椎に好発します。
第7頸椎は隆椎と呼ばれ、棘突起が最も長く突出しており、筋の牽引力や直達外力を受けやすいためです。
第1胸椎にも生じます。
3:× 偽関節は生じにくいとされます。
転位が軽度で、保存療法により骨癒合が得られることが多く、仮に線維性癒合となっても機能障害はほとんど残りません。
4:× 主な発生機序は屈曲強制ではなく、筋の牽引による裂離や直達外力です。
スコップで重い土を投げる動作などで僧帽筋・菱形筋が強く収縮し、その牽引で棘突起が裂離します。
後頸部への打撃などの直達外力でも生じます。
【ポイント】
頸椎棘突起骨折は「第7頸椎」「筋の牽引による裂離骨折」「転位軽度で予後良好」の3点で覚えます。