正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
コーレス骨折は橈骨遠位端部の伸展型骨折で、遠位骨片が背側へ転位します。
整復しても転位が戻りやすいものを不安定型といいます。
【選択肢別解説】
1:× 高度な粉砕は不安定型の要素です。
骨片の支えが失われ、整復しても短縮や再転位が起こりやすくなります。
2:× 関節内骨折は不安定型の要素です。
関節面に骨折線が及ぶと整復位の保持が難しくなります。
3:× 整復後の再転位は不安定型の代表的な特徴です。
整復位を外固定で保てないことが、不安定型と判断する根拠になります。
4:○ 背側傾斜角10度は不安定型の定義に当てはまらず、誤りです。
不安定型の目安とされるのは、背側傾斜がおおむね20度を超えるような高度な転位です。
【ポイント】
不安定型コーレス骨折の要素は、高度粉砕・関節内骨折・整復後の再転位・高度な背側傾斜です。
不安定型は保存療法で整復位を保てず、手術の適応となることがあります。