正答1
解説
正解は1です。
図は脊髄の横断面で、中央にH字形の灰白質、その周りに白質があります。
上側は後正中溝が細い線として入り、細長い後角がみえるので後方です。
下側は前正中裂が深く切れ込み、太い前角がみえるので前方です。
意識にのぼる深部感覚(位置覚・振動覚など)は、後索を上行します。
【選択肢別解説】
1:○ 1は左右の後角に挟まれた後索を示しています。
後索は薄束と楔状束からなり、深部感覚と識別性の触覚を延髄へ伝えます。
延髄で交叉したあと内側毛帯となり、視床を経て大脳皮質に達するため意識にのぼります。
2:× 2は灰白質の中央にある中心管を示しています。
脳脊髄液を含む腔所で、伝導路ではありません。
3:× 3は前正中裂の両側にある前索を示しています。
前皮質脊髄路や前脊髄視床路が通りますが、意識にのぼる深部感覚の伝導路ではありません。
4:× 4は前角と後角の外側にある側索を示しています。
外側皮質脊髄路や外側脊髄視床路、脊髄小脳路が通ります。
脊髄小脳路が伝える深部感覚は小脳へ向かい、意識にはのぼりません。
【ポイント】
「意識にのぼる深部感覚は後索・内側毛帯路、意識にのぼらない深部感覚は脊髄小脳路」と区別します。
温痛覚は外側脊髄視床路を上行します。