正答4
解説
正解は4です。
体温は視床下部の体温調節中枢が設定するセットポイントに合わせて、熱の産生と放散が調節されています。
発熱物質やホルモン、環境温がこの調節にどう作用するかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 体温の調節中枢は延髄ではなく視床下部にあります。
視床下部の視索前野などが温度情報を統合し、セットポイントを決めています。
2:× 黄体ホルモン(プロゲステロン)は体温を低下させるのではなく上昇させます。
排卵後に黄体ホルモンが増えて基礎体温が高温相になるのはこのためです。
3:× 皮膚血管は環境温が下がると拡張するのではなく収縮します。
皮膚への血流を減らして体表からの熱の放散を抑えるためです。
4:○ プロスタグランジンは体温上昇作用を持ちます。
発熱物質の刺激で視床下部に産生されるプロスタグランジンE2がセットポイントを引き上げ、発熱を起こすためです。
【ポイント】
解熱鎮痛薬(NSAIDs)はプロスタグランジンの合成を抑えて熱を下げます。
寒冷時は皮膚血管収縮とふるえ、暑熱時は皮膚血管拡張と発汗で体温を保つと整理しましょう。