正答2
解説
正解は2です。
肩甲骨の上方回旋は、関節窩を上に向ける動きで、上肢を挙上するときに必要です。
上方回旋に働くのは前鋸筋と僧帽筋(上部・下部線維)です。
【選択肢別解説】
1:× 小胸筋は上方回旋ではなく下方回旋に働きます。
烏口突起を前下方に引き、肩甲骨の下制・外転(前方突出)にも作用します。
2:○ 前鋸筋は上方回旋に関わります。
肩甲骨の内側縁から下角にかけて付着し、下角を前外側へ引くことで関節窩を上に向けるためです。
3:× 肩甲挙筋は上方回旋ではなく下方回旋に働きます。
肩甲骨の上角を引き上げて、挙上と下方回旋を起こします。
4:× 菱形筋は上方回旋ではなく下方回旋に働きます。
肩甲骨の内側縁を内上方へ引き、内転(後退)と挙上にも作用します。
【ポイント】
上方回旋は前鋸筋と僧帽筋のフォースカップルで行われます。
前鋸筋の麻痺(長胸神経麻痺)では翼状肩甲がみられ、上肢の挙上が困難になります。