正答2
解説
正解は2です。
皮膚や粘膜の色素沈着は、メラニンの産生が増えることで起こります。
内分泌疾患では、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の過剰がメラニン産生を促し、色素沈着の原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 橋本病では色素沈着は特徴的ではありません。
慢性甲状腺炎で甲状腺機能が低下し、むくみ・寒がり・皮膚の乾燥などがみられます。
2:○ アジソン病で皮膚・粘膜の色素沈着が認められます。
副腎皮質の機能低下でコルチゾールが減り、その反応で増えたACTHがメラニン産生を促すためです。
3:× バセドウ病では色素沈着は特徴的ではありません。
甲状腺腫・眼球突出・頻脈・発汗過多などがみられます。
4:× クッシング症候群で特徴的なのは色素沈着ではなく、満月様顔貌・中心性肥満・赤紫色の皮膚線条です。
コルチゾールの過剰によるもので、副腎腫瘍が原因の場合はACTHがむしろ低下します。
【ポイント】
アジソン病では、歯肉や口腔粘膜、手のしわ、関節の伸側などに色素沈着がみられます。
低血圧・低血糖・低ナトリウム血症・倦怠感もアジソン病の特徴です。