正答3
解説
正解は3です。
神経系の病変部位によって、現れる神経症状は異なります。
大脳の各葉、錐体路、錐体外路、小脳のそれぞれが担う機能を押さえて判断します。
【選択肢別解説】
1:× 後頭葉の病変で起こるのはふらつきではなく、視野障害です。
後頭葉には一次視覚野があり、障害されると同名半盲や皮質盲が起こります。
2:× 錐体外路系の病変で起こるのは感覚低下ではなく、不随意運動や筋緊張の異常です。
パーキンソン症状や舞踏運動などが代表です。
3:○ 錐体路系の病変で麻痺が起こるという組合せは正しいです。
錐体路は大脳皮質から脊髄へ随意運動の指令を伝える経路で、障害されると運動麻痺が起こるためです。
4:× 小脳系の病変で起こるのは失語ではなく、運動失調や構音障害です。
失語は大脳皮質の言語野の障害で起こります。
【ポイント】
小脳の障害では、失調性歩行・企図振戦・測定障害・断綴性言語などがみられます。
失語(言語の理解や表出の障害)と構音障害(発音の障害)は区別しましょう。