正答4
解説
正解は4です。
大腿骨骨幹部骨折の特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
大腿骨骨幹部は太く強い骨なので、骨折には交通事故や転落などの強大な外力が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
大腿骨骨幹部が骨折すると、体重を支えることも下肢を動かすこともできなくなります。
そのため下肢の機能は全廃します。
2:× 正しい記述です。
屈曲やねじれによる介達外力では、斜骨折や螺旋状骨折になります。
一方、直達外力では横骨折や粉砕骨折になりやすいです。
3:× 正しい記述です。
骨片の転位と大量の出血・腫脹により、大腿部に異常な膨隆がみられます。
出血量は1,000ml前後に及ぶこともあり、ショックに注意が必要です。
4:○ 誤った記述なので、これが答えです。
大腿骨骨幹部骨折は高齢者ではなく、小児や青壮年に多くみられます。
強大な外力を受ける機会が多い年齢層に好発するためです。
高齢者に多いのは、大腿骨頸部骨折や転子部骨折です。
【ポイント】
大腿骨骨幹部骨折は「青壮年・強大な外力・大量出血」が特徴です。
高齢者の転倒で多いのは大腿骨近位部(頸部・転子部)の骨折と区別します。