正答4
解説
正解は4です。
インスリンは膵臓のランゲルハンス島B細胞から分泌され、血糖値を下げる唯一のホルモンです。
糖・脂質・電解質の代謝にまとめて「蓄える方向」の作用を示します。
【選択肢別解説】
1:× 血中遊離脂肪酸濃度は増加ではなく低下します。
インスリンは脂肪組織での脂肪分解を抑え、脂肪の合成を促すためです。
2:× 血中カリウムイオン濃度は増加ではなく低下します。
インスリンはナトリウム–カリウムポンプを活性化し、K⁺を細胞内へ取り込ませます。
3:× 肝のケトン体産生は増加ではなく抑制されます。
脂肪分解が抑えられ、ケトン体の材料となる脂肪酸が肝臓に届かなくなるためです。
4:○ 肝のグリコーゲン合成は増加します。
インスリンは肝臓でブドウ糖をグリコーゲンとして蓄えさせ、血糖値を下げます。
【ポイント】
インスリンが不足すると、高血糖、脂肪分解の亢進、ケトン体の増加(ケトアシドーシス)が起こります。
高カリウム血症の治療にインスリンとブドウ糖を投与するのは、K⁺を細胞内へ移動させる作用を利用したものです。