正答3
解説
正解は3です。
安静時の吸息は、吸気筋の収縮で胸郭が広がり、肺がふくらむことで起こります。
胸膜腔内圧と肺胞内圧の変化を区別して理解することが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 横隔膜は弛緩ではなく収縮します。
横隔膜が収縮して下がることで胸腔が上下に広がります。
2:× 内肋間筋は呼息筋で、安静時の吸息では働きません。
吸息時に収縮するのは外肋間筋です。
3:○ 吸息時には肺胞内圧が陰圧化します。
肺がふくらむことで肺胞内圧が大気圧よりわずかに低くなり、その圧の差で空気が気道から流れ込みます。
4:× 胸膜腔内圧は陽圧化せず、もともとの陰圧がさらに強まります。
胸膜腔内圧は安静呼吸中は常に大気圧より低く保たれています。
【ポイント】
安静吸息は横隔膜と外肋間筋の収縮による能動的な過程、安静呼息は筋の弛緩と肺の弾性による受動的な過程です。
胸膜腔内圧は常に陰圧、肺胞内圧は吸息時に陰圧・呼息時に陽圧と区別します。