正答1
解説
正解は1です。
糸球体での有効濾過圧は、濾過を押し進める力から濾過を妨げる力を差し引いて求めます。
押し進める力は糸球体血圧で、妨げる力はボーマン嚢内圧と血漿膠質浸透圧です。
【計算】
有効濾過圧 = 糸球体血圧 −(ボーマン嚢内圧 + 血漿膠質浸透圧)
有効濾過圧 = 60 −(15 + 25)
有効濾過圧 = 60 − 40 = 20mmHg
【選択肢別解説】
1:○ 上の計算どおり20mmHgになります。
糸球体血圧60mmHgから、濾過に逆らう圧の合計40mmHgを引いた値です。
2:× 50mmHgは、どちらかの圧を引き忘れたときなどに出る誤った値です。
正しくは両方の圧を差し引いて20mmHgです。
3:× 70mmHgは糸球体血圧より大きく、圧を足してしまった誤りです。
妨げる力は引き算するので20mmHgになります。
4:× 100mmHgはすべての圧を合計した値です。
ボーマン嚢内圧と膠質浸透圧は濾過を妨げるため、引き算します。
【ポイント】
血漿膠質浸透圧は主にアルブミンによる、血管内に水を引き戻す力です。
「血圧から、嚢内圧と膠質浸透圧を引く」と覚えておけば、どの数値でも計算できます。