正答3
解説
正解は3です。
前斜角筋と中斜角筋の間のすき間を斜角筋隙といいます。
ここを通る構造は、胸郭出口症候群を理解するうえで重要です。
【選択肢別解説】
1:× 総頸動脈は斜角筋隙を通りません。
総頸動脈は内頸静脈や迷走神経とともに頸動脈鞘に包まれ、前斜角筋より内側を上行します。
2:× 内頸静脈も斜角筋隙を通りません。
内頸静脈は総頸動脈の外側で頸動脈鞘の中を走ります。
3:○ 鎖骨下動脈は、腕神経叢とともに前斜角筋と中斜角筋の間を通ります。
この部位で圧迫されると、上肢のしびれや血行障害が起こります。
4:× 鎖骨下静脈は斜角筋隙を通りません。
鎖骨下静脈は前斜角筋の前方を通ります。
【ポイント】
斜角筋隙を通るのは「鎖骨下動脈と腕神経叢」、前斜角筋の前を通るのは「鎖骨下静脈」と区別します。
斜角筋隙での圧迫は斜角筋症候群と呼ばれます。