正答2
解説
正解は2です。
糸球体でろ過されたグルコースは、健常時にはほぼ全量が尿細管で再吸収され、尿中には出てきません。
その再吸収を担うのは近位尿細管で、ナトリウムと一緒に取り込む共輸送体(SGLT)による二次性能動輸送です。
【選択肢別解説】
1:× 集合管はグルコースを再吸収しません。
集合管ではバソプレッシンの作用による水の再吸収や、アルドステロンによるナトリウム再吸収が行われます。
2:○ 近位尿細管はグルコースを能動的に再吸収します。
管腔側のSGLTがNa+の濃度勾配を利用してグルコースを細胞内に取り込みます。
3:× 遠位尿細管ではグルコースの再吸収はほとんど行われません。
遠位尿細管ではNa+・Cl-の再吸収や、副甲状腺ホルモンによるCa²+の再吸収が行われます。
4:× ヘンレループの下行脚は水の透過性が高い部位で、グルコースは再吸収しません。
溶質の能動輸送は主に上行脚の太い部分で行われます。
【ポイント】
グルコース・アミノ酸・重炭酸イオンなど、ろ過された有用物質の大半は近位尿細管で再吸収されます。
血糖が高く再吸収の上限(尿細管最大輸送量)を超えると尿糖が出ます。