正答3
解説
正解は3です。
筋電図や神経伝導検査は、筋力低下の原因が筋そのもの(筋原性)か、神経(神経原性)かを区別するのに役立ちます。
筋原性では運動単位の中の筋線維が減るため、1つ1つの運動単位電位が小さくなります。
【選択肢別解説】
1:× 神経伝導検査における潜時遅延は、筋原性ではなく末梢神経障害を示します。
髄鞘が障害されると伝導速度が遅くなり、潜時が延びます。
2:× 神経伝導検査における伝導ブロックは、筋原性ではなく脱髄性の末梢神経障害を示します。
障害部位を越えると活動電位の振幅が大きく低下します。
3:○ 針筋電図における早期動員パターンは筋原性疾患を示します。
運動単位が小さく力が弱いため、軽い収縮でも多くの運動単位が早期に動員されます。
4:× 針筋電図における随意収縮時の高振幅多相波は、筋原性ではなく神経原性疾患を示します。
残った神経が筋線維を再支配して運動単位が大きくなるためです。
【ポイント】
筋原性は「低振幅・短持続・多相性の電位と早期動員」、神経原性は「高振幅・長持続の電位と動員の減少」です。
安静時の線維自発電位や線維束電位は脱神経の所見です。