正答2
解説
正解は2です。
この問題は熱傷で誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
熱傷の重症度は、損傷の深さと面積から判断します。
面積の概算には体の部位ごとの割合を使い、成人と小児で用いる法則が異なります。
【選択肢別解説】
1:× 熱傷とは熱による皮膚・粘膜の損傷であるという記述は正しい定義です。
火炎や熱湯、高温の物体などに触れることで起こります。
2:○ 成人の熱傷面積の概算に「5の法則」を用いるという記述は誤りです。
成人には「9の法則」を用い、「5の法則」は乳幼児や小児に用います。
3:× 熱傷は皮膚損傷の深度によってⅠ〜Ⅲ度に分類されるという記述は正しい内容です。
Ⅰ度は表皮、Ⅱ度は真皮、Ⅲ度は皮膚の全層に及ぶ損傷です。
4:× 広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング潰瘍というのは正しい内容です。
広範囲熱傷のストレスにより、胃や十二指腸に急性の潰瘍が生じます。
【ポイント】
9の法則では、頭部・左右の上肢がそれぞれ9%、体幹の前面・後面と左右の下肢がそれぞれ18%、陰部が1%です。
手のひらの面積を約1%とする手掌法は、狭い範囲や散在する熱傷の評価に便利です。