正答1
解説
正解は1です。
この問題は関与しないものを選ぶので、○ が答え(関与しない筋)です。
腱交叉症候群(インターセクション症候群)は、前腕遠位背側で第1区画の腱が第2区画の腱の上を斜めに横切る部位に起こる炎症です。
【選択肢別解説】
1:○ 長母指伸筋は伸筋支帯の第3区画を通り、リスター結節を回って母指へ向かう筋です。
第1区画と第2区画の交叉部を通らないため、腱交叉症候群には関与しません。
2:× 長母指外転筋は短母指伸筋とともに第1区画を通り、手関節の数横指近位で第2区画の腱の上を横切ります。
この交叉部での摩擦が腱交叉症候群の原因であり、関与する筋です。
3:× 長橈側手根伸筋は第2区画を通り、第1区画の腱と交叉する下側の腱です。
腱交叉症候群に関与します。
4:× 短橈側手根伸筋も長橈側手根伸筋とともに第2区画を通ります。
第1区画の腱と交叉するため、腱交叉症候群に関与します。
【ポイント】
腱交叉症候群はド・ケルバン病より近位、手関節の4〜8cm程度近位の背橈側に痛みや軋轢音が出ます。
ボート競技やウエイトトレーニングなど、手関節の屈伸を繰り返す人に多くみられます。